退職が決まってから意外と悩むのが、職場へのプレゼントです。必須ではないと分かっていても、最後にきちんと感謝を伝えたい方は多いでしょう。
この記事では、退職する側が贈るプレゼントを「ばらまき(部署・チーム全体)」と「個別(特にお世話になった人)」の2軸で整理し、相場・渡し方・避けたいポイント・おすすめまで、分かりやすくまとめました。
※「退職する方に贈る」送別ギフトを探している方は、こちらも参考にしてください:退職ギフト 完全ガイド
この記事を監修した人
ギフトコンサルタント
東條 麻希
ラッピングやギフトのスペシャリストとして、商品プロデュースや販促提案、執筆など多岐にわたる分野で活躍。メディアでは「ラッピングの魔術師」と紹介され、全国で人気の講師としても知られています。豊富な経験を活かし、贈る側の想いが確実に届くギフト体験づくりのお手伝いをしています。
迷ったらこの2択(最短で決める)

退職するときの贈りものは、まず「誰に渡すか」を決めると、自然に選択肢が絞れます。ここでは、ばらまきと個別の2パターンに分けて整理します。
| シーン | 目安予算 | 選び方のポイント | 推奨(例) | 避けたい例 |
|---|---|---|---|---|
| ばらまき(部署・チーム全体) | 1人あたり500〜1,000円程度 | 個包装/常温/日持ち/持ち帰りやすさ | 個包装の焼き菓子、ティーバッグ、ドリップバッグ | 要冷蔵、賞味期限が短い、かさばる |
| 個別(上司・先輩・特にお世話になった人) | 3,000〜5,000円程度 | 上質感/負担にならない/“いたわり”が伝わる | 上質な消えもの、リラックス時間を贈るギフト | 高価すぎる、好みが強く分かれる |
補足(例外対応)
- 食べ物が難しい職場:アイマスクなどの消耗品/ミニケアアイテムが安心
- 在宅・別拠点で会えない:eギフト(オンラインで贈れるギフト)を選ぶとスマート
ばらまき(同僚・部署全員)なら
ばらまきは「個包装で配りやすい消えもの」が最も安心です。職場の状況に左右されにくく、受け取る側の負担も小さくできます。
- 個包装(衛生的で配りやすい)
- 常温OK(職場で保管しやすい)
- 日持ちする(不在の方にも渡しやすい)
- かさばらない(持ち帰りの負担が少ない)
- 好みが分かれにくい(万人向け)
このあと「渡すタイミングと渡し方」も解説します。迷ったら先にマナーだけ押さえておくと安心です。
個別(特にお世話になった人)なら
個別のお礼は、相手に気を遣わせない範囲で、丁寧な気持ちが伝わるものを選びましょう。目安として、3,000円前後のセットは“きちんと感”と“受け取りやすさ”のバランスが良く、迷いにくい価格帯です。
上質な“消えもの”として渡せるChaponの入浴剤は、相手に負担を残さず、気持ちが上品に伝わります。
親しい同僚などには1,500円前後のプチギフトでさりげなく気持ちを添えるのも上品です。会えない場合や当日中にお礼を届けたい場合は、eギフトがスマートな選択肢になります。
予算の目安は「相場はいくら?(人数×関係性で決める)」でまとめています。
退職する側のプレゼントは必要?

プレゼントは必須ではありませんが、最後の挨拶を丁寧にしたいときに役立ちます。迷った場合は、状況に合わせた判断基準で考えるとスムーズです。
- 人数が多い:無理のない範囲で「ばらまき」で十分
- 特にお世話になった人がいる:個別で小さく丁寧に
- 餞別や送別会で何かいただいた:返礼の考え方を確認しておくと安心
退職祝い・餞別のお返しについてはこちら:退職祝い・餞別のお返しのマナー
相場はいくら?(人数×関係性で決める)

無理のない相場を知っておくと、丁寧さと負担のバランスが取りやすくなります。ここでは、ばらまきと個別に分けて目安を整理します。
ばらまき:1人あたりの目安
ばらまきは、1人あたり500〜1,000円程度が現実的で、気持ちも伝わりやすい価格帯です。大切なのは、総額が無理なく、配りやすい形であることです。
| 人数 | 総額目安 | 選び方のコツ |
|---|---|---|
| 10人 | 5,000〜10,000円 | 個包装+常温+日持ちを優先 |
| 20人 | 10,000〜20,000円 | 配りやすい箱・袋入りを選ぶ |
| 30人 | 15,000〜30,000円 | 不足しない数量設計(予備数)を意識 |
個別:上司・先輩・お世話になった人
個別ギフトは、3,000〜5,000円程度が選びやすい目安です。
高価すぎるものは相手に気を遣わせるため、丁寧さが伝わりつつも負担にならない範囲に収めましょう。
渡すタイミングと渡し方(好印象なマナー)

渡すタイミングは最終出社日に合わせるのが基本です。会えない場合の選択肢も含めて、印象よく渡すための手順をまとめます。
最終出社日:渡す順番と一言
個別でお礼を渡す場合は、上司・チームリーダーなど、まず目上の方へ。次に近い同僚、最後に部署全体(ばらまき)へ進めると落ち着いて渡せます。
一言は長くする必要はありません。
例えば、
「在職中は大変お世話になりました。よろしければ皆さまでどうぞ。」
この程度で十分に丁寧です。
在宅・別拠点:郵送/後日/eギフト
在宅勤務や別拠点などで当日に会えない場合は、「郵送」「後日手渡し」「eギフト」のいずれかで問題ありません。大切なのは、気持ちを丁寧に伝えることです。
- 郵送:割れにくい・常温・日持ちを優先
- 後日手渡し:先にメッセージでお礼を伝えると丁寧
- eギフト:当日中にお礼を完了できる
当日会えないときの選択肢として:Chapon eギフト
「おしゃれなプレゼント」に見える選び方7か条

“おしゃれ”に見えるかどうかは、派手さではなく「清潔感・統一感・負担の少なさ」で決まります。迷ったときは、次の7つを確認しましょう。
- パッケージの上質感(清潔感・統一感)
- 消えもの・消耗品(相手の負担になりにくい)
- 個包装(衛生的で配りやすい)
- 常温&日持ち(職場で扱いやすい)
- 香り・アレルギーへの配慮(強すぎるものは控えめに)
- 持ち帰りやすいサイズ(かさばらない)
- メッセージで完成度が上がる(短い一言で十分)
避けたいポイント(失礼にならないために)

相手に負担をかけないために、避けたいポイントも確認しておくと安心です。職場の事情に左右されやすい項目を中心に整理します。
職場で避けたい例
- 高価すぎるもの(相手に気を遣わせる)
- 要冷蔵・要冷凍(職場で保管が難しい)
- 賞味期限が極端に短いもの(不在の方へ渡しにくい)
- 好みが強く分かれるもの(嗜好・香りが強いなど)
- 重い・かさばるもの(持ち帰りの負担が大きい)
用途別おすすめカタログ(ばらまき/個別)
ここからは用途別に、選びやすい候補をまとめます。迷ったら「ばらまき」か「個別」かを先に決めましょう。
ばらまき(10〜30人):お菓子・ドリンク
ばらまきは、配りやすさが最優先です。個包装・常温・日持ちを満たすものを選ぶと、上品でスマートに渡せます。
- 個包装の焼き菓子(迷ったら王道)
- ティーバッグ(職場で使いやすい)
- ドリップバッグ(好みが分かれにくい)

PRESS BUTTER SAND 〖お急ぎギフト〗バターサンド 15個入
個包装15個入りの箱入りギフト。常温で持ち運びやすく、10〜20名規模の職場にも配りやすい定番です。


スターバックス オリガミ® パーソナルドリップ® コーヒーギフト SBX-30B
1杯分×16袋のドリップ詰め合わせ。カップにセットして注ぐだけで、職場でも配布しやすい個包装です。
食べ物が難しい職場:消耗品・ケア小物
職場によっては、お菓子を控えたいケースもあります。その場合は、配りやすい消耗品が安心です。
| 条件 | おすすめ | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| 食べ物OK | 個包装の焼き菓子/紅茶/コーヒー | 常温・日持ち・配布しやすさ |
| 食べ物が難しい | アイマスク/ミニケアアイテム | 香り控えめ・用途が広いもの |
個別(上司・先輩):上質な“いたわり”を贈る
上司・先輩への個別ギフトは、丁寧さが伝わりながらも、相手の負担にならないものが理想です。香りのある入浴剤ギフトは、言葉にしなくてもいたわりの気持ちが自然と届くので、退職の挨拶にもぴったり。
きちんと感を重視するなら5,000円前後のセット、ほどよい距離感で渡したいなら3,000円前後のセットが選びやすい目安です。
香りの好みがわからない相手には、複数の香りが楽しめるセットを選ぶと、丁寧なお礼になります。
個別(親しい同僚):さりげなく品よく
親しい同僚には、改まりすぎず、けれど品の良さが伝わるものが好相性です。相手の暮らしに自然に溶け込む“少し良い消えもの”や、気軽に使えるケアアイテムが向いています。
- 日常を少し整えるケアアイテム
- 上質なお茶・コーヒーなどの消えもの
- リラックス時間を贈るギフト
贈りものに添える一言で印象は整います。
メッセージ例文(そのまま使えます)

短いメッセージを添えるだけで、贈りものの印象はより丁寧になります。状況別に、そのまま使える例文をまとめました。
全員向け(ばらまきに添える一言)
- 丁寧:在職中は大変お世話になりました。皆さまで召し上がってください。
- やわらかめ:お世話になりました。よろしければ皆さんでどうぞ。
上司向け(社外でも通用する敬語)
- 在職中はご指導いただき、誠にありがとうございました。今後のご健勝をお祈り申し上げます。
- 至らぬ点も多い中、温かくご指導いただき心より感謝しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
親しい同僚向け(距離感別)
- ほどよく丁寧:いつも助けてもらってありがとう。落ち着いたらまたぜひ。
- 親しい間柄:本当にありがとう。これからも近況共有しよう。
よくある質問

退職する側はプレゼントを渡さないと失礼ですか?
必須ではありません。職場の文化や関係性によりますが、感謝を伝えたい場合は、無理のない範囲で「配りやすい消えもの」や「個別の小さなお礼」でも十分に丁寧です。
少しユニークなプレゼントは選んでも大丈夫?
相手や職場の雰囲気に合っていれば問題ありません。ただし、ばらまきは好みの差が出やすいため、まずは無難で上品な方が安心です。個別であれば、相手の好みを踏まえて選ぶと喜ばれやすくなります。
もらって嬉しい(渡して喜ばれやすい)ものは?
個包装の消えもの、実用性の高い消耗品、仕事終わりに使えるリラックス系など、“負担にならない”ものが喜ばれやすい傾向です。
避けたほうがよいものはありますか?
高価すぎるもの、要冷蔵・日持ちしないもの、好みが強く分かれるもの、持ち帰りが大変なものは控えると安心です。
渡すタイミングはいつが良いですか?
基本は最終出社日がスムーズです。当日会えない場合は、メッセージで先にお礼を伝えたうえで郵送やeギフトを選ぶと丁寧です。
退職祝い・餞別のお返しについてはこちら:退職祝い・餞別のお返しのマナー
まとめ:状況別のおすすめ(迷ったらここから)

状況別に、選びやすい組み合わせを整理します。迷ったときは、ここから選んでも上品にまとまります。
- 部署・チーム全体へ:個包装/常温/日持ちの「ばらまき」
- 食べ物が難しい職場:配りやすい消耗品・ケア小物
- 上司・先輩へ:上質な“いたわり”が伝わる個別ギフト
- 会えない/急ぎ:eギフトで当日中にお礼を届ける
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